共同生活〜蜜〜

承諾したつもりもないし…許したつもりもないし…納得したつもりもない…けど僕のそばから離れられるのも嫌われられるのも嫌だから…喜んでる…あなたは誰のモノ?

〜再会〜

駅のホームに向かって歩いてると僕の背後から「ひさし!…ひさし!」と僕?の名前を呼ぶ声がして後ろを振り向くとカナコさんがいました。僕は嬉しさのあまりに立ち尽くしていると「ひさしっしょ?なにしてんの?」と…。


僕は泣き出しそうなのを我慢して「かっ…カナコさん…会いたかった…会いたかった…」と言うと「なんで会いたかったの?だったらLINEしてまた会えば良かったじゃん!」、「えっ…LINEしてたらまた会えたんですか?」、「時間が合えば会えるでしょ!」、「あの…今からあそこの喫茶店で話とか…ダメですか?」と勇気を出して誘ってみると「いいよ…なんか会わない間にひさし成長してるじゃん」と褒められた。嬉しかった。


喫茶店でカナコさんと色々な話をしました。

でも僕はカナコさんにどうしても聞きたいことがあり怒られるのを覚悟で聞きました…「カナコさん、この1年で誰かとエッチとかした…したり…なんか…しました?」と聞くと「え?したよ…するに決まってんじゃん…1年もしなかったら死んじゃうじゃん(笑)」と…僕は何故だかショックでした…勝手に僕のカナコさんだと思っていたからです。


僕は何だか悲しくなっていると「なに、なに?スゲー悲しそうな顔してるけど(笑)ひさしの女じゃねんだからさ…えっ?もしか…あの1回で彼氏にでもなったつもりじゃないよね?」、僕は小声で「いや、でも、そんな感じに思っていたかも…しれないです」、「マジ?あり得ないから(笑)…ひさしさ、早漏じゃん!それも超早漏!あんなに早くイッてさ誰が付き合おうと思う?考えてみ!…いねぇだろ?いる訳ねぇし…(笑)」とかなりバカにされた僕でした。


でも何故だろう?あんなにバカにされたのになんだか嬉しい気持ち…もっと、もっと言ってバカにしてほしい。

僕は「まだダメなとこありますか?…言ってほしいです…。」、「なに?キモいし…えっ?なに?興奮してんの?ウソでしょ?…マジで?」と哀れな目で僕を見るカナコさん…そんな顔して見ないでください…もっと、もっとそんな顔して見てほしくなります。


するとカナコさんが「ひさしって世界一のドMだよね…それも役立たずの(笑)…女を一生気持ち良く出来ないクソ人間(笑)いやクズ以下!…どう?悔しい?」、「いえ、悔しい…というか…嬉しい…というか…う〜ん…」、「はぁ〜…いつもハッキリしないよね…なんなんだろう…」、「ごめんなさい…」、「はぁ〜ひさしと話すと疲れる…この1年で何か自分自身で変えたことある?」、「えっ?…えっ…と…就職…あっ!一人暮らししました!」、「はぁ?ハタチ過ぎて一人暮らししました!じゃねぇよ!当たり前だろ!いつまで親に頼ってんだよ!」、「ごめんなさい…」、「で?あとは?」、「あとは…えっ…え〜っと…」、「ねぇならねぇって言えよ!そんなんで一人暮らし出来てんの?何も出来なさそうだし…臭そう…」、「はい…」、「ひさしは一人で生活して何してる時が楽しいの?あんかある?」、「なに…え〜」、「オナってる時が楽しいとか言うなよ(笑)」、「あっ!あぁ…あの〜言っていいのか分からないんですけど…隣りに住んでる…あの〜エッチ…聞いてます」、「はぁ?なに言ってんの?変態かよ!気持ち悪いよマジで!…えっ…それをネタにシコッてんの?」、「はい…」…。


なんとも悲しい現実です。

まさかそんなことをカナコさんに言ってしまうとは…。